只今IATを用いて実験を行っています。そこで、IATのDスコアにもつながる一致ブロックと不一致ブロックの平均反応時間についてお尋ねしたいことがあります。IATには、反応時間やDスコア等ができるデータと、詳細データがあり、詳細データを用いて、平均反応時間を求めてみました。練習ブロックと本番ブロックにおける平均反応時間と、本番ブロックだけにおける平均反応時間を求めましたが、どちらの数値も、psychexpが算出する平均反応時間と異なりました。そのため、ソフトでは、どのように平均反応時間を算出しているのかをお聞きしたいです。大変お手数ですが、お願致します。
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ご回答ありがとうございます。解決することができました。
お問い合わせいただき,ありがとうございます。
データセットに含まれるMean_RT_Compatible, Mean_RT_Incompatibleの値の算出のしかたについてのご質問ということでよろしいでしょうか?
データセットのページをご覧いただくと,下図のように,それぞれに注釈 *IAT1 が付けられております。さらに下部をご覧いただくと,「*IAT1: Greenwald et al (2003), Table 2に示された conventional scoring procedure [C2] にしたがって算出。」と説明を付けております。
(なお,こちらをクリックしていただくと当該の論文をご覧いただくことができます。)
Greenwald et al (2013). の[C2] には,"Trials 3–40 of Blocks 4 and 7" を計算に入れることと記されていますので,Psychexpにおいても,本番ブロック(Block 4, 7) それぞれの平均反応時間(ただし最初の2試行を除く)を算出しております。
おそらく,最初の2試行分も含めて平均を算出されたことによって値が異なっていたのではと拝察いたしますが,いかがでしょうか。
お役に立てましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。