IATの試行数、または刺激数についてお聞きしたいことがあり、質問をさせて頂きました。
以前、このフォーラムにおいて、ブロック内の試行数は各カテゴリに含まれる刺激の数の倍数となっており、4種類のカテゴリに含まれる刺激数をそろえる必要があるということを拝見させて頂きました。しかし、私が実験に用いた刺激数は、そろえっていない状態です。具体的には
<障害者>のカテゴリ…刺激数4つ
<健常者>のカテゴリ…刺激数4つ
<接近>のカテゴリ…刺激数5つ
<回避>のカテゴリ…刺激数5つ
といった形になっています。
拝見したフォーラムでは、
ブロック1:試行数=N(刺激数)×4
ブロック2:試行数=N×4
ブロック3:試行数=N×4
ブロック4:試行数=N×8
ブロック5:試行数=N×4
ブロック6:試行数=N×4
ブロック7:試行数=N×8
となっていましたが、
私が作成したIATの試行数は、
ブロック1から順に、16.20.18.36.16.18.36となっていました。
そのため、試行数が20,20,40,20,20,40のように規則がないのですが、これは、何か結果等にも影響してくるのでしょうか。それとも、刺激数がそろっておらず、試行数が規則的でなくても、結果等には何も影響がないのでしょうか。長々となりましたが、よろしくお願い致します。
お問い合わせをありがとうございます。
実験において異なる手続きを用いれば,結果にも何らかの影響が生じる可能性があると思われます。
ただ,その影響の大きさがどのくらいなのか(微細な範囲にとどまり問題ないのか)という点については,わたしの方ではデータや知識を持ち合わせておらず,大変恐縮ですが,明確なことは言えません。
また,Dスコアの計算に関しても,スタンダードな手続きによって回収されたデータであることを想定しておりますので,もし手続きが異なっている場合にも同じアルゴリズムを適用できるのか,もしくは違った計算のしかたが必要になるのかについても,申し訳ないのですが,わたしからお答えするのは困難です。
もし,使用された刺激数(および試行数)について,先行研究にもとづいてそのように設定されたのであれば,先行研究におけるデータの扱い方やそれに関する議論を参照されるのがベストと思われますが,いかがでしょうか。ご参考になりましたら幸いです。